明暦元年(1655)閑誉(かんよ)十万和尚が「新願寺」として開山しましたが、後に取手本願寺末寺となったときに、寺名を変更しました。 堂の前に珍しい道しるべがあります。 『右地蔵堂札所ミち三界萬霊七番札所左八幡宮札所ミち』と彫られている。 三界萬霊と記された道標はあまり見かけない。 三界萬霊(さんかいばんれい)の三界は仏教語で、欲界、色界、無色界をいいます。 俗界とは、食欲、性欲、睡眠欲をいい、色界は食欲よりも性欲の強いことをいます、無色界は性欲のない神聖な心の世界をいいます。 万霊とは、三界の有情無情の精霊世界いいます。 三界萬霊の道標は、幹線道にしか置かないと言われていました、取手市では珍しい。